ドバイの栄華の足元には外国人労働者の奴隷労働。搾取される人たち。

dubai-977368_640お金持ちが住む国、ドバイ。国の一大産業である油田がこの煌めく巨大都市の屋台骨になっており、この国の豊かさの象徴になっている。

この国ではお金持ちとか油田というところにクローズアップされがちだが、実際はこの国の底辺には外国人労働者による過酷な労働があってはじめてドバイの豊かさが成り立っているのである。そう知られていない奴隷労働がこのドバイにもあるのである

【ドバイの外国人労働者】

驚きだがドバイの人口の1割だけが生粋のドバイ人で、残りの9割がなんと外国人なのである

そしてそれは職業にも現れており、国家公務員の殆どがドバイ人で占められている。しかし外国人居住者は、外資系企業に勤めているか、安い賃金で過酷な労働に従事している出稼ぎなどで滞在している貧困層にわけられている。

こういった貧困層の労働でドバイの経済は上手に回っているのである

しかし問題視され、過去にアメリカの人権団体が、幾つかの会社での労働者の保護が行われたが、なかなか事態を改善するまでには届かず、現在も搾取されている労働者は多い

【動いた人権団体】

しかし2005年の10月に低賃金と、半年分未払いの給料に対して最大規模の抗議が起きた。これを受けて労働大臣が、国が問題に介入する事を決め、企業に翌日の24時までに支払うよう携行した。翌年の2006年に、未払いの給料の2ヶ月分しか支払われていない事が明らかになったそうだ。

労働局大臣は、2006年末までにドバイに労働組合の設立と賃金交渉が行えるシステム作りをすることを発表した。さらに大臣はストライキを計画する可能性がある外国人労働者への警告として、滞在審査を厳しくしたり労働許可を認可しない事も合わせて決めた。ストライキを決行する可能性がある外国人労働者を追放できる状態になった。

学者によると、民間企業の問題意識はまだまだ欠けているという。というのも、第三者の立場で、労働環境をチェックし、批判できる人が居ないからである。

そこで人権団体は、企業に対して、問題調査の際に企業に癒着の可能性がある調査員を派遣するのではなく、しがらみの無い調査員を派遣することを決めた。

【移民者の背景】

そもそも搾取されている労働者はどこからやってくるのだろうか?彼らはインド、パキスタン、バングラディッシュ、スリランカなどからやってきて、故郷の家族を養うために、斡旋業者を介してドバイで働いている。彼らが就く仕事は建築業界に多く、ドバイ国内で50万人超の外国人労働者が働いている。しかも事前に借金をもって働く労働者が多く、彼らの多くは渡航費や保険という名目で、斡旋業者からお金を借りる契約をさせられるのだ。その額は1800ドル(約20万円)にもなる。

ドバイの一般人の平均月収が2106ドルに対して、外国人労働者が受け取る月給は平均175ドルが平均だ。本国への仕送りや自分の生活費にもならず、加えて業者の借金返済でほぼタダ働きだ。

勿論賃金の未払いは今でもおきている。そしてパスポートが没収されている彼らにとってストライキや逃亡は死を意味する。

【犠牲者】

ドバイが過去に公表したデーターによると、亡くなった外国人労働者は、2004年に34人、2005年に39人だったが、実際は少なく見積もられており、2004年だけで880人の外国人労働者が亡くなっている可能性がある。

年間どのくらいの人が作業中に亡くなっているかを正確に発表するのは難しいことだが、死亡理由として作業中の事故や熱中症が原因であることが多い。

華やかな舞台に隠れて、多くの命が粗末にされている現実はこの国にもあったようだ。この世界にはクリーンで豊かな国なんていうのは存在しないのである。多くの栄華はこういった貧困層の労働で成り立っているのを忘れてはいけない

http://www.spiegel.de/wirtschaft/gastarbeiter-in-dubai-luxuswelt-aus-sklavenhand-a-447509.html

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