経済成長を遂げるモンゴル。首都ウランバートルの貧困層と富裕層のくらし。

city-967513_640留学生活を送っていると、いくつかわかってしまう現実がある。よく留学先でアジア人のグループが形成されているのを皮肉する発言。あれはいろいろ理由がある。日本語、中国語、韓国語、どれをとってもヨーロッパの言語とは遠い、しかしそれぞれの言葉は近いから、細かなニュアンスまで理解しあえる。語学学習がひと段落しても、現地の人と冗談を言い合える間柄になるまで、さらなる語学勉強が必要であることを痛感。これから先もコミュニケーションなどの問題に協力して立ち向かっていかなければいけない現実があるのだ。

そのことに気づいてから、今住んでいるドイツ以上に、自分の国が属している東アジアというのにすごく興味を持つようになった。しかしまだ私が知り合ったことのない、東アジアの国がある。それはモンゴルだ。中国、韓国、北朝鮮、台湾のニュースは入ってくるけど、モンゴルのものはなかなか日本のニュースサイトにも届かない。

そんな中ドイツのジャーナリストがまとめたモンゴルの今を伝えた記事を発見したので、こちらを紹介したいと思う。

【首都ウランバートル】

ここ数年で大きく変化し、交通量が爆発的に増えた。しかし一般家庭が所有する自動車だけが増えたのではなく、高級車も共に増えた。

さかのぼる程20年前。ソ連邦崩壊後の90年代は、モンゴルは自由になった。国の所有物は市民の手にわたり、企業の民営化、特権層の権利を分割といった構造改革が行われた。

しかし改革の中、上流階級の人間は、地下資源の所有権は守った。資源の取引が活発化すると、モンゴルの経済はあっという間に急成長し、都市部から遊牧民まで皆豊かになり、上流階級者もその後も富を稼ぐことができた。

そして街では高層ビルが建築ラッシュが起きている。

 不思議なもので、急成長した経済と交通量が増えた事で、人々は渋滞問題に目を向けない。歩いた方が早いのにもかかわらず、街には平気で車の中で2、3時間好んで待つ人がいっぱいだ。

モンゴル国内ではこの25年で街も人も大きく変わったようだ。

【貧困のくらし】

2010年代に入ってからも経済成長は凄まじく、2011年には17.5%の成長率を記録した。資源ブームにより50万人がウランバートルに仕事求めて移住してきた。しかしそのブームの恩恵は全ての人には行き渡らないようで、恩恵を受けるのはモンゴルの富裕層が中心である。そして国民の1/3は貧困層であるという調査結果も出ている。

貧困層の中には、マイナス40度に達する冬の間、生き延びるために下水道で生活し、街で食べ残しを探して生活している人たちもいる。その中には、元格闘技のチャンピオンになった人もいるなど、背景は様々だ。

 【富豪たちのくらし】

ジャーナリストは、富豪たちの様子を取材するために、コネクションを作り、モンゴルの高級クラブ内で写真撮影の許可とそのクラブを自由に出入りできるようになった。取材を通して彼が見たものは驚くべきものだった。

それは映画に出てくるような光景で、2万ドルのシャンパンを飲む人たち、沢山の女性モデルをはべらかす男、見たことのない特注のスーツを着て、特注の彫刻が施された高給腕時計を自慢する者。栄華を極めたような人たちがそこを出入りしていた。

もっと驚いたのは、とある男性がクラブで食事がしたいといい、出前をとったらしいのが、その食事は韓国からヘリコプターで輸送されたのだ。

取材でモンゴルのお金持ちのトレンドがわかったそうだ。彼らはブランド品と高級車を大変重宝していて、特に上海でショッピングすることが流行っているようだ。多くの人が、西欧社会、韓国、日本に興味を向けているそうだ。

ウランバートルの両極端な階層を紹介した記事だったが、個人的にはモンゴルといえば遊牧民という印象が強いから(失礼)、ここまで大きな経済発展が起きていたのは意外だった。では海外の人はどのような反応を示しているのだろうか?一部コメントを紹介したいと思う。

・モンゴルのニュースは非常に少ないから、ありがたい

・私は以前ドイツで若いモンゴル人と知り合ったけど、政治的な理由で母と逃げてきたと言っていた。

・常に懐疑的に洞察すべき。このニュースがすべて真実と見るべきではない

・これ読んで納得したヤツは私と討論させてくれ

・記事には偏見がいっぱい詰まっている

・↑同感。私は長年モンゴルで生活しているが、一方的に偏った恥ずかしい記事だ。本当にひどいニュース。

・事実として、モンゴルの3/4は貧困に苦しんでいる

・(ニュースサイトに掲載されている)写真の中にナチスのハーゲンクロイツがある!

・↑ハーゲンクロイツはインドからモンゴルまでの地域では幸運のシンボルなんだよ

・↑さすがドイツ人

・韓国からヘリで空輸?無茶苦茶だ

・↑中国の航空管制はどうなる??

・何語でこのジャーナリストはコミュニケーションをとったんだろう

・地下で生き延びるって一体いつの時代の人なんだ。

・ヘリの件はいかがなものか

・こんなに格差が凄い国ってあるんだね。

・遊牧民の中でも太陽光発電でテレビをみている人も居た。民族も変化していくもの

・モンゴルの珍しい写真を見れてとてもよかった

・アジア旅行はなんどもしたことがあるけど、モンゴルはまだ未体験。

【実際のモンゴル】

コメントには様々な意見が入り乱れていた。ニュース自体が両極端な部分しか取り上げていないため、モンゴルのリアルな日常を説明しているとは言えない。でも日本ではなかなか報道されないモンゴルの知らなかった一部を見ることができた。以下のURLで写真がみれるので、興味がある方はどうぞ。

参考URL

http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/fotoserie-ueber-luxus-in-der-mongolei-von-sven-zellner-a-1020517.html

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