支払いと産業とプライド。人工衛星の開発代をめぐるドイツとフランス。

planet-571901_640日本国外のこと調べていると、産業の発展具合が国によって大きく異なることを知って面白い。ニュースとか読んでいるとそういうことを多く知れる。そして今回ドイツのニュースサイトで見つけた記事ではフランスの人工衛星産業を取り上げたもの。しかしフランスには開発資金が足りず、ドイツが代わりに負担したという話だ。

なかなか人工衛星の開発裏の話を聞くこともないし、特にお金が絡んでくるとなるとより興味深い。今回はこのニュースを紹介したいと思う

【開発費用をめぐる協定】

フランスはでは現在諜報用に人工衛星を開発している。フランスの企業Airbus Defence and Space社が開発するComposante Spatiale Optique( 以下CSO)と呼ばれる人工衛星はこれまでのものより100倍の能力を持った高性能なモデルであり、能力はかなりパワーアップさせたもの。完成への期待はとても大きい。

今年3機分の開発が始まる予定だが、開発費用が1機分足りないというのだ。額にすると3億ユーロ。ドイツは約2億1千万ユーロを出資可能であるとのことで、ドイツ、フランス間で出資協定が行われるという。

【光学の分野ではひけを取るドイツ】

フランスでの期待が高いのに対して、ドイツでは盛り上がりに欠けているのだという。

ドイツは電波探知用人工衛星では世界屈指のクオリティだが、光学の分野になると話は逆で、この分野の開発は仏/米に頼っていた。それ今回の開発では、技術参加ではなく資金援助を中心にとどまる可能性があるのだ。

ドイツの軍事産業が関与しない代わりに、フランスから人工衛星のデーターを一部受け取るという形に収まるのそうだ。

素人としては、こういった巨大産業で、国ごとにはっきりとした差があり、こういった形でそれが現れるのは意外だった。それでは海外のコメントを紹介したいと思う

・フランスは良いエンジニアが集まっている

・私の国の産業が外国に依存しているなんて!初めて知った

・ドイツはフランスに侵食されているぞ!

・ドイツがチャンスを逃した。

・残念、ドイツ。残念な扱われ方。

・ドイツは勤勉さで戦後多くの分野で技術的優位を握って来た。そして私たちは既に広い分野で挑戦している

・フランスはドイツへ嫉妬しているんだ

・ドイツ人の勤勉さ、正確さ。これは誇るべき象徴。

・ドイツではエンジニアリング=クオリティ

・ドイツはその間、クオリティを上げるんだ!

・自分自身で展開し、革新していく必要がある

・お金を払って技術の実現が可能になるなんていいことじゃないか

・フランスの経済の低迷、高い失業率になっているから、いずれ私たちは競争力をこの分野に持つことができるでしょう!

・フランスは他国から技術を買って、のちにフランスのラベルを貼って他国に売るんだよ

・アメリカの航空機購入問題から、ドイツで無駄に巨大プロジェクトに投資をしなくなった。個人的にはいい傾向のように思えるな

・資金調達がクライマックス

・光学人工衛星は難しい

【産業は国の誇り】

スポーツ同様。自分たちの国の産業の競争力は誇りであり応援するものなんだなと思った。産業で国同士を見ているとまた違った捉え方ができて面白いなぁと思った。今後両国がどんな分野で業績を上げていくのか見続けていきたいと思った

参考URL

http://www.spiegel.de/wissenschaft/technik/cso-berlin-zahlt-210-millionen-euro-fuer-franzoesischen-satelliten-a-1026356.html

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